小野村割岳登山
| 【日付】 | ２０１０年８月１日（日） |
| 【行き先】 | 京都府・小野村割岳（932ｍ） |
| 【天候】 | 晴れ時々くもり |
| 【担当者】 | 宗近 |
| 【コースリーダー】 | 桑島 |
| 【コース】 | 京都8:15―貸切バスー―佐々里峠登山口10:30〜スイカ休憩11:20〜東谷ノッコシ12:10〜911ｍ峰付近12:30（昼食）13:20〜小野村割岳山頂14:15／14:30〜林道出合15:00〜1つ目のゲート15:40〜2つ目のゲート16:20〜下之町バス停16:30―貸切バス―京都18:00（解散） |
| 【参加者】 |
３３名 大吉 勝田 鈴木 竹中（京都） 中塚 中野 宗近 横尾 山田 視覚障碍者９名 猪谷 宇野 大石 桑島 古槙 阪田夫妻 笹森夫妻 重田 高田 田中 茶谷 常盤（初） 中本 中山 浜部 兵頭 舟木夫妻 森本 矢原 柳田 吉田 晴眼者２４名 |
| 【元気賞表彰者】 |
１００回 勝田 吉雄 |
|
常盤 正勝  初めまして、私はヘルパー二級とガイドヘルパーの資格を取得して現在神戸アイライト協会でボランティア活動をしています常盤正勝と申します。 私が登山が好きと言うことから同じ協会の竹中さんの誘いで、視覚障害者の方々の登山サポート実習に参加することになりました。 参加の前日大峰山の登山を終え帰宅後に体調が良かったので、宗近様の参加したい旨の電話でお伺いしたところ気持ちよく了解してもらい、案内に書いてある個人装備を準備して京都駅に集合しました。 バスの中で百回目登山の勝田様のサポート実習に決まりました。 10時25分 登山口に到着しました。しかし未経験の私が登山口からサポートすることになり、町の中での経験はありますが驚きました。 また滑りやすいアルミの階段ときてまたびっくり、勝田さんの要望を聞き分け「よし、今から全く知らない勝田さんの命を預かる」と自分に激をとばし前方を登られる方を確認した後「階段の状況を説明し登山開始を告げた。」ところ「はい」と勝田さんは答えられサポートする私を気持ちよく受け入れてもらった。 10時30分 手引きは分かるが私には見えない背負っているザックに取り付けられた「一本のロープ」を握ってもらい私の実習が始まった。無事に一段階を終わり、足下も山道のため悪く、大小の倒木、表面に飛び出している木の根っこあり、足下の確認に気を取られ斜行している立ち木や枝に対する注意を怠ったため、上りで「突然『痛い』と言われた勝田さんの声が聞こえた」このとき「しまった」と振り向き斜行している立ち木に頭が接触したことを確認して「すいません」と平謝り、怪我もないことからそのまま前進することになった。 しばらく歩行しているとまたも上りで二度目の「突然『痛い』と言われた勝田さんの声が聞こえた」このときも斜行している立ち木に頭部を接触されました。またも平謝りです。 11時16分 初めての休憩場所で、パニック寸前の私は甘いスイカ、冷たいパイナップル、キャンデー類を頂き気持ちも自然体に戻り、しばらくはトラブルもなく12時56分昼食地点に到着しました。食後勝田さんと一緒に記念写真を撮りました。 食後小野村割岳の頂上を目指し14時18分登頂しました。ここで記念写真の撮影、続いて登山百回記念で勝田さんの三三七拍子、ご本人はもちろん参加者の方々の素晴らしい笑顔を見て感動しました。 これからは勾配のきつい下り、上りと違って今まで以上に気を引き締めてしてなければと思い周りの景色を見る余裕さえなく足元、枝等に気を配り滑りながらも下山しました。これで終わりかと思いほっとしたところ長い石ころの林道。途中沢の音、小鳥のさえずりの声を聞きながら癒されましたが、この長い林道がどこまで続くのかいつこの山林を抜け出れるのかと思うと疲れもピークに達していました。 16時25分 バスを確認できたとき「やったー」と思いバスが確認できたことを勝田さんに告げ勝田さんをバスまで案内しました。京都駅までバスの中でぐっすり眠ってしまいました。 私は、この度の研修に参加し色々と反省するところがたくさんありました。前日の大峰山登山で身体を十分回復しないまま初めて経験する登山に参加してしまったことです。 晴眼者として十分な体力を保持していなかったことを第一に反省しました。 私は登山を始めて百回にはなりません。ハンディのある勝田さんは凄い人だと思いました。またほかの方々にもびっくりさせられました。 勝田様の記念日にサポート実習させてもらったこと私の心の中にいつまでも残ることでしょう。次回は十分なサポートができるように準備して参加したいと思います。皆様お疲れさまでした。ありがとうございました。 写真提供 猪谷 義弘さん 活動の記録のページに ホームページに もくじのページに |