山ネット83回例会

信貴山ハイキング

記念写真
【日 付】 2002年4月7日(日)
【行き先】 信貴山(奈良)
【天 候】 曇り
【コース】 近鉄生駒線元山上口駅〜若葉大橋〜高区排水池〜富貴畑集落センター〜高峰集落への分岐(左折)〜高峰集落内四叉路〜久安寺〜南久安寺〜大谷池への三叉路(右折)〜大谷池(昼食)〜信貴山多宝塔〜桜のトンネル〜近鉄信貴山下駅
【参加者】 42名
視障者 13名
晴眼者 29名
【表彰者】 20回 勝田 吉雄
30回 北川

【行程と所要時間】 出発 近鉄生駒線元山上口駅 9:55 --- 40分 ---若葉台見晴らし公園付近(休憩5分)--- 30分 --- 明心(休5分) --- 高峰四辻付近(休5分) --- 30分--- 北久安寺(休5分)--- 30分 --- 公園 到着 12:15
昼食休憩 1時間20分
出発 2:35 --- 信貴山朝護孫子寺(休憩 40分)--- 40分 近鉄生駒線信貴山下駅 解散4時30分
【行  事】 昼食 休憩:自己紹介 初参加の人たちの話 元気賞発表 写真撮影
朝護孫子寺:体内めぐり 舞台よりの眺望 甘茶を頂く

前日6時ごろから降り出した雨も朝方にはすっかりやみ、曇り空ではあったが絶好の花見ハイキング日より、元山上口駅でトイレに行ってもらいタクシー乗り場付近で5班にわけ出発。


山ネットの例会(信貴山)に参加して

こんばんは,和歌山大学の渋田です。

今日は山ネットという視覚障害者のみなさんと一緒に山にハイキングに出かけ、野山などの自然を楽しむサークルに参加してきました。

僕は今回で2回目の参加でした。

このサークルは登山初心者や手引きをしたことがない山好きでもまったく問題なく参加することができます。山には行ってみたいけど、自信がないとか、山は好きだけど手引きをしたことがないという人も参加されています。

コースも初級から上級まであり、自分の自信にあわして参加する事ができます。また、参加しましても、強制参加などはなく、好きな場所に好きなときに参加できるとても自由なサークルです。メンバーには本格的な登山家の方がサポートについておられますので視覚障害者の方でとても不安な方も多いと思われますが,安全面でもきちんと気をくばられておりますし、気分的にもとても安心だと思います。

今日は簡単ですが、信貴山のレポートです。

今日は朝から天気が悪く一時は中止かとも思われましたが、小雨がぱらつく程度でなんとか難を逃れました。コースは初級とあってかなり楽な道でした.逆に登山に慣れている人にはちょっとしんどかったみたいです。全行程舗装された道でちょっと物足りない道でした(僕が一回目に参加した高野山の町石道に比べて)。

野草を見る しかし、道端には山桜、ききょう、つつじ,もくれん,れんげなどとても春らしい綺麗な花でいっぱいでした。さらに山草に詳しい方もたくさんおられて、これも食べられるこれもおいしいと、山草やつくし、わらびなどを摘んでいました。

つばきもてんぷらにするとおいしいそうです。そんな楽しいコースを登りまして、お昼になりました。

お昼もなかにはこった人もおりまして、今日はおりませんでしたがわざわざコンロをもってきておでんを作ったり、バーベキューをしたりする人もいるようです。その後みんなで自己紹介をしまして行きと違うコースで帰りました。

昼食風景


もちろん正眼者は視覚障害者のサポートをしながら、景色を説明しながら歩いていきます。初心者はサポートを一人でまかされる事はありませんが、一緒について登山を楽しむ事ができます。

一緒に歩く事によりまして,ベテランの方からたくさんの事を教わります.とっても楽しい一日でした

おまけに最後には反省会という楽しい楽しい会合もついてます!。また,遠い場所からも参加も可能なようですので、詳しくは下記のホームページを参照して下さい。(このページのことです)

物凄く楽しいサークルですので、是非他府県の方も参加されることをお勧めします。

この場を借りまして本日山ネットに参加されました皆様、本当にお疲れ様でした。また、たくさんお世話にもなりましてありがとうございました。上記の投稿内容でご意見苦情等ございましたら下記連絡先にお知らせ下さい。

大自然のエネルギーをたくさん吸収してストレスを発散し、元気をフル充電しましょう!

渋田 実(しぶた みのる)
和歌山大学システム工学部 光メカトロニクス学科
光波・画像処理計測研究室(第3研究室)
E-mail: s032029@sys.wakayama-u.ac.jp

URL: http://www7.ocn.ne.jp/‾welfare/index.html

PS あのレポを書いてからまっくらな所の事などまだまだかき忘れていました

まっくらな場所はなんという場所か名称を覚えておりません。本来の意味はもっと神聖なものなのかもしれませんが、あの場所は正眼者の視覚障害者の体験なのかもしれないですね。

とても怖かったです.とくに頭がぶつからないかとか(実際には壁にぶちあたってしまいましたが)つまずかないかなど非常にもどかしい思いでした。あのようなへいたんな場所であんな風ですので、山などはとてもとても...みなさんのすごさをしりましたし、一人歩きの困難さも身にしみて感じました。

お寺の階段 巨大な張り子の虎

始めて例会に参加して


前島 禎子


山ネットの今月の行き先は、「信貴山」でした。近鉄の元山上で下車して、「今日は、12km歩きます」と言われた時は、歩けるかしら?と思いました。前夜の雨の中、北川さんに色々アドバイスしてもらったのですが、雨具はたいした物は無く、靴もウオーキングシューズしか無いと言うやや乱暴な(大胆な)準備でしたから。

でも、昼食を取るところに着いた時は、喉も乾くし、お腹も空いて今した。

午後になって、何kmか歩いて、「朝護孫寺」に着いた時は、思ったより早く感じました。

歩きながら、周りの人が木々の匂いや、咲いている花の名前を、説明してくださるのを聞いて、私の知らなさを、再認識しました。私が春を感じるのは、近くの神社の前を通る時に匂ってくる新芽の匂いとか、3月に咲くジンチョウゲのの匂いくらいでしたから、やはり自然の中に行くのは、心身共に気持ち良くなることを味わいました。

「山ネットに参加した理由は?」と聞かれたら、一言「体力づくり」です。

昨年の夏に、母を見送ってから、耳鳴がしたり、不眠症になったり、肩こりが原因で、舌炎になったりと言う不愉快な日々が、続いていました。これらの症状は本人しかわからない厄介な症状です。「更年期障害」と言われたらそうかも知れませんが、私の場合は、顔面が熱くなったり、寒くなったりと言うことは、無いのです。

山ネットの人達の元気をもらって、早く以前のような「眠れる夜」を過ごしたいと、切に願っております。

これからは、皆さんにお世話になることが多々有ると思いますが、どうか宜しくお願いいたします。

ちなみに、歩いた夜は寝られるかと楽しみにしていましたが、やはり、なかなか寝つけませんでした。

★写真提供 矢問さん  矢問さんの「山と釣りとワンコのページ」


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